HxCをPC-98x1シリーズで使う(その後の6)

  • 2011/12/30(金) 12:30:59

前回の続きで3.5インチです。

で、3.5インチの問題は厄介です。
一般的な2モードのドライブは、2DDの場合は300回転、250Kbit/s、2HDの場合も300回転、500Kbit/sです。
#1Dとか2Dとかは知りません。
この回転数が300回転固定で遅いことから、2HD(1.44MByteフォーマット)の規格があります。
しかし、国内はそもそも8インチのドライブの規格を小型化したので、360回転、500Kbit/sで動作するFDDが2HDとされています。
そして2DDも同様に360回転300KBit/sと5.25インチと同様です。

一般的呼称 容量unformat
(kbyte)
容量format 一般的シリンダ数 面数 回転数(RPM) ビットレート(kbit/s) TPI maxBPI
2HD(1.44) 2000(?) 1.44M 77 2 300 500 135 17434
2HD(1.25) 1604 1.23M 77 2 360 500 135 14184
2DD(AT) 1000 720K 80 2 300 250 135 8717
2DD(国内) 1000 640K 80 2 360 300 135 8717
こんな感じ。違ってたらゴメンなさい。
#後で追記したりします。

このため、AT機で国内のPC-98でのディスクを吸い出す場合は回転数を変更できる3モードなるドライブが必要になります。

3 モードのドライブは

TEAC

SONYやNEC

MITSUMI

PANASONICなどなど様々なメーカーから発売されています。

また、専用のドライバー を用意して販売されたTOMCATのMITSUMI製のものがあったりしますが、もっとも問題になるのは3モードで動作するFDDのドライバーではないで しょうか?

様々な方がフリーのドライバーを(こちらも)作成されていたり、情報もあります。owltechの製品にこのように特殊なパーツを利用して3モード動作可能にするものもあります。
#昔持っていたのにどっかいったorz。

で、これらはいったい何をしているのでしょうか?
簡単に言うと、一般的な3モードFDDの2ピンがドライブの回転数を変化させる信号です。
その2ピンの状態を変化させる方法がマザーに使用されている所謂スーパーI/Oチップによって(同メーカー製品でも)異なるので、それぞれに対応するドライバーが必要だったりします。
それをドライバーとして提供していただいていたり、外付けパーツにて変更していたりしているんですね。
読み込み時のデータ変換などは一切行っていません。
現行機種ではドライバーは供給はほとんどなく、64bitOSでは見たこともありません。過去に作成された有志のドライバーは有用でしたが、現在のマザーで それらのスーパーI/Oチップを使ったものもなく、windows98などの過去のマシンを引きずることにもなります。

ですので、この際ドライバーでなんとかするのはやめましょう。

どうするか?というと、スイッチで切り換えです。

一般的な3モードドライブは2ピンが+5Vへpullupされており、この2ピンがGNDかNC(もしくは+5V)か?で動作速度が変わります。
GNDだと360回転、NCだと300回転で動作します。

このようにFDケーブルに付けてしまってもいいですし、これだとドライブを取り替えても使えるので楽です。

でもドライブに取り付けるのがスマートかな?

2台ほど改造してみました。
Panasonicでは

裏の基板についているネジを外し、基板をひっくり返しますが、

反対側(ドライブ上面)のフタを外し、フラットケーブルで基板とつながっているので、そこを外してから

ひっくり返します。

こんな感じで半田付け

スイッチを付けて

完成です。

MITSUMIのものは簡単でした。

同じように、裏側と前面を外して、

基板を外します。

なぜか1ピンがGNDでないので、どこか別の奇数ピンと接続。

こんな感じ


ドライバーはOS標準のもので全く問題ありません。
2台のドライブを同じように改造してみましたが、もし正しくディスクをdumpしたいのであれば、PanasonicのJU-256シリーズをお勧めします。
というのも国内製品の中で唯一83トラックまでオーバートラック部分をリード可能なドライブだからです。
TEAC、MITSUMIなどはそこまでヘッドが動きませんので、オーバートラックまでデータがあるようなゲームなどは正しくdumpできません。

では早速試してみましょう。

PC-98なんかの1.25Mbyteでフォーマットされた、MS-DOS形式のディスクは
300回転時に読み込ませると

このような感じでフォーマットされていないと言われます。

ということで、スイッチオン。
当然、PCの電源は入ったままでOKです。

ドライブの回転数が360回転になりました。
このsamdiskというプログラムは、HxCのdumpで使われているfdrawcmd.sysを作成されたSimon Owen氏によって公開されています。
いろいろな機能があって便利です。

んで、この状態で読み込ませると、(DCの信号を与えるため、一旦ディスクを出し入れしてください)

FAT12なので、このように内容が表示できます。
OSが何だろうが、64bitだろうが(持ってないので試してませんが)関係なく使用できます。

早速dumpしてみます。

問題ないですね。

当然ですが、
DOS環境でも回転数が変わりますので、DOSの3モードドライバーなんてなくても、DITTなどで3.5インチのディスクが吸い出せます。

ちなみに2DDですが、

これしか持っていないのですが、

このようにスイッチを切り換えても300回転固定になってしまいます。
でも問題なく

イメージ化できますよ。
HxCでの利用であれば、回転数は関係なくビットレートのみの問題ですので、当然、

PC-9801DAで利用できます。
では〜

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する