HxCの利点、欠点について(2010.12.17時点)

  • 2010/12/17(金) 15:25:39

少しづつですが、HxCを使っている方が増えているようなので、これから導入を考えている方に、使い方とは別に現時点の問題点などを書いてみたいと思います。

HxCは34ピンで接続される殆どのフロッピーディスクドライブをハードウェアエミュレートできるものです。

いくつかの追加回路やテクニックは必要かもしれませんが、現時点でHeadQuartersに記載されている機種として国産のPC-88、MSX、X68000がありますが、それ以外にも私やquewsさんのコメントなどから、
PC-88シリーズ、PC-98シリーズ、FM77AV、X68000、MSXシリーズなどで動作可能なようです。

#X1、MZ-5500、FM7、PC-6601とか未確認ですが、34ピンならおそらく大丈夫だと思いますし、それ以外の規格であってもFDDのピンを変換して接続すれば動きます(PanasonicのMSXは28ピン(?)ですが、変換すれば問題ないです)
#ただMZ-1500などのクイックディスクは不明。

ディスクとしては3.5インチ、5.25インチのディスクで、2D、2DD、2HD、(320kbyte、640Kbyte、720kbyte、1.25Mbyte、1.44MByte)、ビットレートは250kb/s、500kb/sとおそらく一般に使用されている国内のディスクは殆ど問題なくエミュレート可能です。
#8インチや3インチなども海外のものではOKらしいですが、未確認です。

HxCは現在SDカードにフロッピーディスクイメージのファイルを入れて、SDカードを挿入して2ドライブを1つのHxCでエミュレート可能なものと、PCとUSB接続してPC上でイメージをUSB経由で転送して1ドライブをエミュレート可能なものの2種類あります。

とりあえずSDカードのものに関して、まとめてみます。

当然の利点としては、過去の遺産の保守です。
フロッピーディスクドライブは物理的に動作する部位が多く故障します。フロッピーディスク自体とも直接ヘッドが接触しますし、なによりフロッピーディスク自体も磁性体の劣化でデータのエラーが起こり、保存状態によってはカビなどにて再起不能になります。
#今後、カビなんかのことも書いてみよう。
これらをイメージとして保存したとしても、フロッピーディスク、ドライブとも次々とメーカーは生産を中止しています。
なので将来的にはイメージはあるが書き戻すことができない、ディスクはあるがドライブがなくて使えないなどが起こります。
ゲームのことに止まらず、未だに8インチや5インチが現役な環境もありますが、それらの保守製品は非常に高価だったりします。
#現実問題としては、新しい世代のマシンに移行すべきなのかもしれませんが。

SDカードで使用する場合はHxCのイメージフォーマットの一つである.hfe形式に変換しなければなりません。
現 在のところHxCFloppyEmulator softwareはv1.5.0.0が公式ですが、(これはUSB版も共通のソフトウェアです)MSXの.dsk形式、X68kの.xdf形式(HDMは うまく変換できないです)、PC-88などの.d88形式ですが、フォーラムで製作者のJeff氏にお願いして、ベータ版は対応範囲を広げてもらい、2D,2DD,2HDのイメージも扱えるようになりました。(FMなどのD77形式はもともとD88形式なので、拡張子を変更することで使用可能とquewsさんよりコメントいただいています)
なので、これでおそらく国内のほとんどのイメージがHxCで使用可能なのではないかと思います。
#対応していないイメージもd88形式に変更することで使用可能と思います。

またSD版は私が試した範囲では問題なく、ロード、セーブが可能です。
#USB版はセーブ出来ません。この点がUSB版最大の問題と思いますが、対応イメージの豊富さhfeへ変換しなくてもイメージが扱える、PC上でファイルのドラッグアンドドロップでイメージを変更できるなど、read専用と考えた場合はSDカードのものとは比べ物にならないくらい楽です。

さらに私はまだ試していませんが、windows機でフロッピーディスクからイメージ作成も可能なようです。
ですので、windows機単体でwindows7などでも今からでも新たにイメージ化して使用することが可能です。

と、いいとこばかりなようですが、最大の欠点があります。
それはフォーマットが出来ない(変更できない)ことです。
SDカード内に新たにイメージをHxC単体では作成できないので、使用には別にPCが必要です。
たとえブランクイメージを作成したとしても、そのイメージのフォーマットをHxC使用下では変更できません。

例えばザナドゥのユーザーディスクが作成できません。
やってみると分かりますが、一見フォーマット完了しますが、データコピーの段階でエラーが起こります。
実ドライブで作成したユーザーディスクや既にエミュレータで動作可能なユーザーディスクをhfeのイメージに変換してユーザーディスク作成に使うと、問題なくデータのコピーも完了します。
プレイ中のセーブ、ロードなどは問題ありません。

コピーツールなども使用不可能と思われます。
フォーマットに関しては現在のRevCのバージョンで対応出来るよう、改良中とのことでした。

ん で、結局のところゲームをメインに考えた時にどこにメリットがあるか?ってことだと思いますが、エミュレータも私自身使用してますが、不完全にしかエミュ レーションが出来ないマシン(88VAとか)は、こういったものを使って、ディスク、ディスクドライブに関しては延命が可能なのではないかと。
モニターは24KHz以上の周波数であれば最近のモニターでも使えますし、15KHzであってもアップスキャンとかすればなんとかなります。
また、私としては未だにメガドライブとか実機で遊んでる人なので、やっぱり実機で遊びたいという思いはあります。

2010年ももう終わりですが、フロッピーディスクでのゲームの供給は早くは1980年代初頭からでしょうか?
既に30年近く昔のゲームなんか、どんどんダメになっていってしまうのかなと。
それはもったいないので、こういった存在は貴重かと思いますよ。

では

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